プログラム

後・土祭(アト・ヒジサイ)

日程|
10/7[日]12:00 ~ 15:30
会場|
    長堤八幡宮

 

長堤太々神楽(ながつつみだいだいかぐら)

長堤八幡宮は康平6年(1063年)に創建されたと伝えられています。田野地区に暮らす人々からは「八幡様」と呼ばれ親しまれてきました。

八幡様は戦の神様として創建以来、多くの武士たちから崇められてきました。

現在の本殿は元禄16年(1703年)に、拝殿は文政2年(1819年)、神楽殿は明治11年(1878年)に建てられました。

太々神楽は神道の大切な考えである「むすび」を表現し、万物の生成、五穀の豊穣を祈念しています。明治時代から変わらぬ姿で地域の方に受け継がれている舞を、是非ご鑑賞ください。

 

長堤太々神楽 演目

初座、五行の舞、鏡の舞、天狐・白狐、右大臣・左大臣、猿田彦の舞、悪鬼、事代、鬼女、鈿女、天の岩戸開き

 

屋台出店

時間:12:00~15:30
ヨーヨー釣り、スーパーボールすくい、景品付き輪投げ(各屋台 1回100円)
※「田野地区めぐり」のスタンプ台紙に付属のサービス券で上記いずれか1回無料になります。

 

田野地区めぐり 抽選会

時間:14:00〜15:30
地域プロジェクト「田野地区めぐり」でスタンプを集めた方を対象に、抽選会を行います。景品は道の駅ましこのお買い物商品券(最大5,000円分を予定。)になります。

 

長堤太々神楽ライブ動画配信・上映

土祭公式Facebookページにて、長堤太々神楽のライブ動画配信を行います。また、道の駅ましこの多目的室にて、ライブ動画の上映もあります。

駐車場・シャトルバスのご案内

長堤八幡宮には駐車場がございませんので、駐車場は道の駅ましこをご利用下さい。
会場までは、当日運行になるシャトルバス(※)をご利用になるか、徒歩(約20分)、レンタサイクル(約10分)にて会場までお越しください。

※:シャトルバスは道の駅ましこと長堤八幡宮を往復します。
※:シャトルバス運行時間は11:30〜16:00(運行間隔10分程度)になります。

 

長堤太々神楽 演目解説

初座 奉幣(四方祓い)宮司幣舞

神楽において五色の装束が表すもの。

季節 方位
黄 中央
西

 

上記の方位、季節、神のすべての四方祓いを、はじめに清めるための宮司幣舞です。

 

五行の舞

神楽は、すべて無言で行うが、この五行の舞だけは、それぞれの神々が、呼び掛けに応じて自己紹介をする。また、この五行は木・火・土・金・水を言い、青・赤・白・紫の御幣を左手に持ち、右手に鈴を持ち、左・右・左の作法に従い四方を浄める舞。

 

鏡の舞

我が国土、山水草木をはじめ、もろもろの神様をお生み成された夫婦の神様。すなわち天神の命を奉じて、二神は高天原から降りて天浮橋に立ち、あめのぬぼこをもちて海原を探り、オノコロ島ができました。

神楽の中でイザナギ・イザナミの神が、中央で合わさる所が結婚を表しています。この神楽は神道の大切な考えである「むすび」を表現し、万物の生成、五穀の豊穣を祈念しています。

 

天狐・白狐

稲倉魂神(うがのみたまのかみ)は、稲荷神社の神様です。そして、この神様の乗り物は狐だと昔から言われています。

この神楽は、はじめに天狐が鍬(クワ)で田を耕し、次に白狐が種を撒き、最後に稲倉魂神が豊かに実った稲を刈り取り天照大御神をはじめ天下の国民に食さしめるという、大変有難い神楽です。

舞台の上でも観客に豊穣のおすそわけとして、いろいろな撒き餅やお菓子を撒いてくれます。天狐・白狐の段は、俗に稲刈り様ともいわれます。天狐・白狐の乱舞は、とくに調子がよく、まさに、道化の醍醐味を感じさせてくれます。

 

右大臣・左大臣(ほっきょうの舞)

豊磐間戸命(とよいわまどのみこと)と、櫛磐間戸命(くしいわまどのみこと)は、太玉命の子供です。この神様達は、神社や宮殿の御門を護る神様です。門を衛ることは大変重要なことで、いろいろな悪者や罪けがれを防ぎ神社や宮殿を護るのです。

豊磐間戸命と櫛磐間戸命の武器は、弓と矢です。この事から正月の破魔弓や新築の時に飾る破魔弓等、すべて魔除けの意味に使われていました。

豊磐間戸命と櫛磐間戸命は、力強くりりしくなくてはいけない。眼光鋭く、どんな細かなものでも見逃しません。役目に従って活躍する姿はすばらしいものです。

 

猿田彦の舞

猿田彦命は天孫降臨の時に邇邇芸命(ににぎのみこと)が天から地上にお下りになった時の道先案内を務めた神で、槍を持ち、勇ましい姿で舞う。鼻の長さ約七寸(21センチ)背の長さ七尺余り(約210センチ)口尻あかく輝き、眼は、八面鏡のようにてり輝いていたとある。その風貌から天狗と言われ、未来を余地する霊力を持ち足が強く野山を駆け巡る姿は、さっそうとしていました。

 

悪鬼

この神楽に出てくる悪鬼は太玉命の仕事を邪魔しにきたのである。悪鬼は、神前に悪ふざけをして迷信や悪病を持ち込んだ。そこで太玉命が弓矢でこれを退治し、もとのように平和な世界にするため、神前に幣舞を奉納し神楽を奉納し神々を鎮めるという神楽である。

 

事代

事代主命は、大国主命(大己貴命)の子孫である。大国主命は初めてこの日本の国を治めていた神様で、出雲大社や奈良県大三輪の大神神社のご祭神。

事代主命は漁業の守護神であり、生活・経済の守護神である。そして、魚つりが大好きで、エビス様の鯛釣りはあまりにも有名。大国主命は家内安全・福徳円満の神様で私たちの生活に欠かせない神様である。

この神楽でも観客の皆様にお餅やお菓子を撒いてくれ、大変人気のあるお神楽の一つである。

 

鬼女

天若日子が神前に進み幣舞をまっているうちに、優しい顔と鬼の顔を持った鬼女に誘惑される。天若日子は誘惑されまいとして、鏡をもって鬼女の色艶から守ろうとしますが、ついに誘惑に負けてしまいます。そこに天罰を与えるためにやってきた武甕槌命(たけみかづちのみこと)に退治されるという神楽です。

子供達には、勧善懲悪にみえますが、大人には、色恋に迷って一生を棒に振ってはいけないという、戒めをもった神楽です。変わり面の、美女と般若の両面の演技が見所です。

 

鈿女

天鈿女命が岩戸の中に隠れた天照大御神を拝み、笛太鼓に合わせて岩戸の前で神楽を奏でます。わずかに開けられた岩戸を金剛力をもって開き、天照大御神の出現を喜び、これにより暗い世から明るい世の中に導かれるという、有難い神楽です。

 

天の岩戸開き

太陽は、万物の根源であり天、地、人の運行の原点と考えるところから、農耕民族共通の信仰となっています。神話の中では天照大御神は日本民族の始祖と仰ぎ、伊勢神宮に祭られており全国の神社の本宗として崇められています。

会場

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