小麦(パン)プロジェクトレポ~生産~
益子町で、パン用小麦『ゆめかおり』を“生産”し、“加工”、そして町内の小学校給食で“消費”する、食育・地産地消推進プロジェクトが動いています!
今回お話を伺ったのは、小麦の生産を担当する益子町4Hクラブに所属している藤田真行さん。
4Hクラブは、『農村青少年クラブ』とも呼ばれており、若い農家さんの団体です。
今回は、田野地区と塙地区にそれぞれ約30a、計60aの畑で小麦づくりを担当してくださいました。
小麦づくりのスタートは10月ごろに行われる、畑の整備から始まります。
その後、11月末に種まき、6月ごろに収穫となります。
4Hクラブでは、耕作放棄地の開拓も行っています。
なんと今回使用した塙地区の畑も雑草が生い茂る荒れた耕作放棄地だったそう!
雑草の種が多く残っていたため、雑草の対応が大変だったとのこと。
耕作放棄地を回復させるのは大変なのですね…。
今回の土祭からスタートした小麦(パン)プロジェクト。
藤田さんは、
「本来なら、小麦づくりを地元の子供たちと一緒に行い、食育を行う予定でしたが、感染症流行の影響で叶いませんでした。しかし、パン作りに十分な収量を確認できたことは、大きな収穫です!」
と、笑顔で話してくださいました。
来年度もこのプロジェクトは続く予定です。次回は子供たちが小麦づくりを体験できることを期待したいですね!
4Hクラブのみなさんが生産した、“益子産の小麦を使ったパン”が給食に登場するのは12月ごろの予定。子供たちが益子で育った小麦のパンを頬張る姿が楽しみです!
(土祭2021レポーター 金敷奈穂)