J20 〝益子の土〟の魅力を見つめ直す
今年、創業20周年をむかえた「うつわのみせ佳乃や」にて
20周年特別企画「土・ゲンテンにかえる」という展覧会が催されます。
みなさんは〝益子の土〟の特徴って知ってますか?
お客さんじゃなくとも、益子の住民でも、
さらにはもしかしたら陶芸家の中にも、
「知らない・・・」と言う人が今はいるかもしれません。
グローバル化が進んだ現代では、
山から土を掘る、水簸(すいひ)する、濾すといった作業をせずとも、
またはそういった作業工程を知らなくとも、
益子にいながらにして、お金をだせば日本中どこの土(粘土)でも
簡単に手に入るようになりました。
ある意味それは便利でもあるし、もちろんプラスな面もあるのですが、
「土の価値」というものが薄れていってしまっているのではという危惧感もあります。
だからこそ、
「あらためて土と向き合い、
土のありがたみを感じ、
土の原点を見つめ直してほしい」
と、店主の小峰彰さんは言います。
今回の企画にあたり、8名の作家に益子・北郷谷地区で採れた原土を渡し、
作家それぞれが、益子の土と向き合いながら作品を制作しています。
土をテーマにしたお祭りである「土祭」にあわせ、
〝益子の土〟をテーマにしたこの企画、
ぜひみなさんにも〝益子の土〟を感じていただければうれしいです。
うつわのみせ佳乃や20周年特別企画
「土・ゲンテンにかえる」
9月15日(土)~30日(日) 10:00~17:00(期間中無休)
(かんだ)