非電化冷蔵庫プロジェクト

タイトル 「非電化冷蔵庫プロジェクト」

先の大震災により、電力に頼り切っている今の生活に疑問符が打たれることになり、
経済だけでなく電力についてのローカル化や電力に“替わるモノ”への様々な動きが進んでいます。

そこで今注目されているのが、那須非電化工房を主宰されている藤村靖之氏による「非電化冷蔵庫」。電力を使用しない家庭用機器の発明・制作を行い、電力を使用することが不利なナイジェリア共和国やモンゴルの遊牧民への技術提供を行っています。その名の通り「電気を使わない冷蔵庫」ですが、原理は夜間の放射冷却を用いて庫内の温度を下げるもの。晴天の夜が3日に1日以上あれば、真夏の昼でも庫内を7~8℃くらいには維持できるということです。

この非電化冷蔵庫プロジェクトでは、藤村氏の協力のもと地元真岡工業高校・機械科の生徒達が非電化冷蔵庫を製作し、会場に設置するというものです。全体のディレクションおよび非電化冷蔵庫の土祭らしい“意匠”の部分は建築家の海老原綾氏に。

設置場所は土祭本部と夕焼けバー、そして鶴亀食堂(たてものの未来「食卓の家」)の3ヵ所。
すべて異なった仕組み、意匠のものができあがります。
藤村氏の技術に“益子らしさ”を加えて、新たな作品として土祭で展示されます。
今後もこのプロジェクトはブログでご報告いたしますのでご期待下さい!

                                             (いたの)

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