土祭2018アーカイブ 水鏡|橋本雅也

山本八幡宮の境内にて展示された作品です。
 
 
ガイドブックより…

 

山本八幡宮での展示の依頼を受け、器に水を張る展示がすぐに思い浮かんだ。

取材の為、栃木の山を歩いた。深い谷底は急な斜面に囲まれ鬱蒼としていた。テントを張った沢は涸れており、少量の水が岩の窪みに溜まっているだけであった。暗くなるにつれて辺りの木々や岩は黒く沈み視界は閉ざされ、僅かな水が空の光をうつし出していた。水は空を映す鏡であった。

器は陶芸家の戸田浩二さんに製作の依頼をした。須恵器や中国の青銅器等をモチーフにした彼の作品は、今の時代に作られたと思えない静けさがある。

 

(撮影|佐藤元紀)

ページの上部へ戻る