03 「土の人3Portraits/6月の夜」 池田泰教 ウエヤマトモコ
「土の人3Portraits/6月の夜」 池田泰教 ウエヤマトモコ
高館山をはじめとする益子の自然観察を長年続けている陶芸家の若杉集。
益子で唯一の手濾し粘土職人、吉沢仁。
益子の土と向き合いながら50年以上も轆轤を回し続けた陶芸家の故・成井恒雄。
風土とともに生きる3人の姿を追った2009年のポートレイト『土の人3Portraits』に、
2012年現在の益子を描いた『6月の夜』を撮り下ろし、連作として発表します。
■会期中毎日上映。上映時間は、後日TOPICSにてお知らせします。
池田泰教/いけだやすのり 撮影・編集・監督
映像作家。49日間のドキュメンタリー作品『7×7』(2004)、益子に住む陶芸家のポートレイト『土の人 3Portraits』(2009)など、劇映画/ドキュメンタリー映画とは違ったユニークな方法で映画制作を行い国内外で発表を続けている。2011年3月の福島第一原子力発電所事故後は、福島に住む家族を主人公にした2本の短編≪A QUIET DAY≫(2011年5月15日)、≪Hanging in mid-air≫(2012年1月8日)を発表。(共にオムニバス企画 BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW 参加作品)同オムニバスは山形国際ドキュメンタリー映画祭、恵比寿映像祭等で上映されている。
ウエヤマトモコ 聞き手・録音・サウンドデザイン
音響作家。90年代後半から舞台、テレビ、ラジオなどの音楽、音響制作に関わる。目に見えない音の感触を表現すること、音と人の関係に新たな感覚と認識を生み出すことを目指してサウンドインスタレーション、サウンドワークショップ、フィールドレコーディング、音楽制作など さまざまなメディアを使った表現方法を行なっている。
「土の人 3Portraits」
上映:2009土祭(益子/飯塚邸板蔵)、2012年HUMAN FRAMES FESTIVAL (Berlin/WERKSTATT DER KULTUREN)、ALA 現代の表現 ”Intervews ―話すこと・聴くこと・みること―” (名古屋/アートラボあいち)にて。出版:DVD HUMAN FRAMES Monono Aware (Paris/lowave)
「BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW #02 Hanging in mid-air」
2012年1月8日、福島県郡山市に住む父と過ごした1日を描いた短編。タイトルの「Hanging in mid-air」は”宙づり”の意。上映:2012年 恵比寿映像祭 映像のフィジカル (東京/東京都写真美術館) BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW Web http://solchord.jp/byt/
会場:飯塚邸板蔵
旧市街地の新町の路地裏に残る飯塚邸の蔵は、4代前の当主が建てたもの。
100年近い年月の間、大切に使われて今に残ります。
木の重厚な扉を開けて勾配のきつい階段を上り、屋根裏の空間で映像を楽しみます。