05 立体「いのちはつながっているのだから」 澤村木綿子

05 作品展示|岡田酒店奥座敷|益子本通り 土と風のエリア

立体「いのちはつながっているのだから」 澤村木綿子

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羊毛や木綿糸などを使い、自然界に生きる動物や虫たちの立体作品を
「いのり」というシリーズで作り続けている作家です。
「動物、虫、植物、森、風、そして、人。すべての存在は、つながっている。
そのつながりという安心に満たされた心安らぐ場を作りたくて、
身にまとうものとして作品にしています。
祭事や神事の時に古くから人が身にまとってきた衣装や仮面のように、
人が使う道具としての美しさがあるものにしたい」と澤村さん。
土祭では、狐や熊などを展示予定。
熊には、益子の桜の木から枝葉をもらい染めた糸が使われます。
■会期中は毎日オープン 10:00~17:00

澤村木綿子/さわむらゆうこ

澤村木綿子/さわむらゆうこ

1976年埼玉県さいたま市生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。いきものを身にまとう作品「いのり」を2003年から作り始め、舞台上に展示したり、2010年名古屋COP10での市民団体イベントで「いのり」を使ったワークショップを開催。「polarno」としてアクセサリーや絵の制作活動をして埼玉や東京で個展やグループ展を開催する。

  • 「いのり・きつね」2009年

「いのり・きつね」2009年
素材:布、綿、木、針金、天然石 「サンクチュアリ」(日々/北浦和)にて発表。

会場:岡田酒店奥座敷

  • 岡田酒店奥座敷

滋賀の出身だった岡田屋の初代が110年前に縁あって益子に移り住み、
商いを始める時に譲り受けた建物。
岡田屋は、かつて醤油やはちみつなどの食品の中卸を営んでいて、
奥座敷は多くの従業員や使用人を寝泊りさせるのに利用し、1階部分は応接室でお客様への応対をしました。
結婚式などもここで挙げていたそうです。
普段は閉め切りにしているので、夏になると雨戸を開け放して湿気を逃がしますが、
そうすると繋がっている住居のほうなども、
エアコンが要らないくらいに涼しい風が吹き抜けるといいます。

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