12 「灯りのインスタレーション」 川村忠晴

12 作品展示|日下田藍染め工房|城内坂・藍の道 土と月のエリア

「灯りのインスタレーション」 川村忠晴

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造形作家として活躍されている川村さんは、江戸の寛政年間につくられた藍染工房の空間で、
植物をあしらった灯りのインスタレーションを行います。
工房で使用している藍の葉や綿なども素材として使用します。
200年の昔から甕が並び、先人たちの手仕事の知恵が受け継がれてきた作業場に、
心地よい音楽が流れ、川村さんの灯りがともります。
■協力/空間構成:藤原慎一郎(ケンブリッジの森主宰) 音楽:磯部優(いろのみ)
■会期中は毎日オープン 8:30~17:00

川村忠晴/かわむらただはる

川村忠晴/かわむらただはる

造形作家。東京都出身。1972年和光大学人間関係学科卒業後、民放TV局に入社しドラマ演出に携わる。TV局退社後は信州高遠に移住、「晴耕雨読」の生活を始める。85年に東京に戻り、造形活動を開始。コンサートやアート展の企画、美術演出、制作も多数手掛けている。「アマゾンシングー川流域のインディオアート展」( 渋谷 JMギャラリー)、 「ミュージック・オブ・ガーナ」(御茶ノ水・湯島聖堂)、子どものための工芸教室「ムビリンゴ」(調布)などを開催。

  • 「NOUVELL NATURE(植物の灯り)」

「NOUVELL NATURE(植物の灯り)」2011年
素材:植物、「 NOUVELL NATURE 15」 JMギャラリー(東京渋谷)にて発表

会場:日下田藍染工房

  • 日下田藍染工房
  • 日下田藍染工房

寛政年間創業の藍染業「日下田紺屋(ひげたこうや)」の住居と作業場を兼ねた建物で、
県の指定建造物有形文化財です。
当時の下野の典型的な鍵屋式住居であり、大戸を入ると左側は藍染めの作業場となっています。
そこには72個の藍染め用の甕が整然と並んでいますが、この甕場は創業から一切手を加えていない場所。
甕場は屋根裏の竹の下に桁、梁の木組みが見え、右側は店や居間、納戸、南側は奥座敷となっています。
200余年の歴史を積み重ねた空気を肌で感じられる工房です。

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