14 「旅するカケラ」 仲田智+リビルド益子

14 作品展示|陶庫M-style|城内坂・藍の道 土と月のエリア

「旅するカケラ」 仲田智+リビルド益子

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東日本大震災では、益子町も甚大な被害を受け、
陶芸家たちの大切な制作の要である登り窯は9割が損壊し、
工房で制作中のものや販売店に並んだものなど、数トンにもおよぶ量の器が破損しました。
産業廃棄物として廃棄されるべく空き地に続々と集められ、山を成す破損した器を見て、
「このカケラをどうにか活かすことはできないか?」
「益子復興の一助とすることはできないか?」
そんな思いから、若手陶芸家たちが震災から10日あまりで立ち上がり
「リビルド益子」という名で活動を始めました。
その活動の1つが、「旅するカケラ」プロジェクト。
震災で割れたカケラは、国内はもちろん海外へも旅をしたのです。
協力を申し出てくださった販売店やギャラリーの方々のご厚意で、
各地で行われるメンバーの展覧会などさまざまな場所で、さまざまな人々と出会い、
カケラにメッセージを書いてもらいました。
土祭では、益子への想いを書いていただいたカケラを用いて、
美術家の仲田智さんとリビルド益子のメンバーが共同制作。
町内の児童・生徒の皆さんも参加するワークショップで、カケラを用いたコラージュを制作します。
中心となるイメージは、植物や花の生命の息吹、そして「再生」です。
■会期中は毎日オープン 10:00~17:00

仲田智/なかたさとし

仲田智/なかたさとし

美術家。茨城県常陸大宮市在住。1962年茨城生まれ。1987年 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。1989年 多摩美術大学大学院美術研究科修了。1986年より個展・グループ展を多数開催。2008年はstarnet zone(益子)、ギャルリー・サンキエーム(愛媛)、DEE’S HALL(東京)、ギャルリー東京ユマニテ(東京)で開催。
ウェブサイト http://www.nakata-satoshi.com/

  • countingシリーズ「8 - 779」

countingシリーズ「8 – 779」2011年
素材:鉄.真鍮.銅.木.ペンキ  DEE’S HALL(東京青山)にて発表

リビルド益子

リビルド益子

メンバー:伊佐名美子 伊藤丈浩 岩下宗晶 岡本有希子 岡本芳久 
久保田健司 櫻井逸郎 志村和晃 庄司千晶 鈴木潤子 鈴木稔 
竹下鹿丸 谷嶋潤 豊田雅代 宮田竜司 吉村和美 若菜綾子

  • メッセージが寄せられたカケラたち

メッセージが寄せられたカケラたち

会場:陶庫M-style

  • トイレ
  • パスポート販売
  • 陶庫M-style
  • 陶庫M-style

昭和49年創業の焼きもののギャラリー・販売店「陶庫」には、
大谷石のスペースや和室など多彩な顔があります。
M-styleは、通りに面したガラスばりでキューブ状のスペースで、中の壁は漆喰が塗られ、
その上に黒板塗料で黒く仕上げた部分も。
現代アートのインスタレーション企画展を行っていた時期もあり、いまも
焼きものプラスアルファの企画がたくさんで、
益子の町並みに新鮮な表情を加えています。

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