レポーターコラム | 益子に馴染むもの

益子に住んでいる方には日常の風景でしょう。
でも初めて益子にきた方は「え?これは…?…なんだろう?」と思うかもしれません。

私も初めて益子を訪れたとき、このビルボードを見てそう思いました。
「土祭?つちまつり?……ん?なんだろう…」
と思い、その後調べた覚えがあります。(土祭は「ヒジサイ」と読みますよ)

この写真のビルボードは「陶の里、益子の原風景」と題して、2009年と2012年の土祭で、町内11箇所に設置されました。町内の方が保有していた、大正時代から昭和30年代ごろまでの写真が、大きく引き延ばされています、現在は、そのうち4つが残っています。

日常の風景にこのボードが馴染むのも、益子ならではですよね。

またこのビルボードに映る方の表情、強い意志を感じる顔に、昔の方々が日々を一生懸命生きていたこと、日々を楽しまれていたことなどを私は勝手に想像します。

皆さんはどんな顔をして日常を過ごしていますか?
日常に楽しみを見出し、「今」を大切に生きること。

ぜひこのビルボードを見かけたら、足を止めてじっと見てみてください!

その人なりに感じるもの、それぞれに思いを馳せるものが現れると思います。

(土祭2021レポーター 藁谷はる)

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