レポーターコラム | 土祭×大学生

これからの益子町をかんがえる

土祭会期中に、城内坂の大宿窯さんの向かいの建物で展示された『これからの益子町をかんがえる』を見に行ってきました!
この展示を行ったのは、宇都宮大学の建築学科4年生の武部大夢さん。
実際にまちを歩き、ヒアリングを通して「次世代の窯元」として表現されたそうです。

細部まで緻密に作りこまれた模型は、構想に1か月、製作に3か月かかったそう。

コンセプトは窯業と農業の融合で、観光客と地元のひとが集える場所となっています。
益子町に少ない宿泊施設も併設してあります!
こんな複合施設があったらいいですね。夢が膨らみます!

土祭参加した、たくさんの大学生たち

今回の展示に携わった宇都宮大学の建築学科だけではなく、住民プロジェクトで“土”に関わる環境問題のワークショップを行った宇都宮大学の農業環境工学科、風景観察ツアーを行った芝浦工業大学の建築学科のみなさまなど、土祭2021にはたくさんの学生の姿が見られました。
すでに次回の土祭のコンテンツを考えている方もいれば、運営で関わってくれた大学生、益子町を対象として研究活動をされている方もたくさんいらっしゃいます。

このように益子町にさまざまな大学関係者が関わってくださっているのは、
益子町に窯業や農業などの研究的資源があるだけではなく、
『まちの人が積極的に参加し、受け入れてくれる“土壌”が整っている』
からだと、私は思います。

問題や課題を認識し、解決策をみんなで考えていく。
そしてその過程をイベントにしてしまう。
こんなまちづくりの在り方も、ありではないでしょうか?

(土祭2021レポーター 金敷奈穂)

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