七つの神社を巡る|生井 亮司さん(3)制作レポ|展示の最終確認と作品の最終調整
こんにちは、土祭 2021 レポーターの仁平です!
今回は山本の八幡神社で、作品制作・展示を担当される生井さんが、最終的な下見を行うとのことで現地へ行ってきました。
山本の八幡神社での作品展示は初
生井さんは2009年の第1回土祭から携わっている1人。これまでも様々な場所で作品の展示を行なっているのですが、この山本の八幡神社での展示は初とのこと。
生井さん:
「この神社はこれまでの土祭で何度か訪れたことがありますが、静かでいい場所ですよね。人里から離れた森林の山間部にあるので、それがなんとも言えない雰囲気になっています。」
今回展示されるのは乾漆技法を用いた作品だそうです。
こちらが持ち込まれたサンプルの作品。
この作品は漆と和紙を合わせて乾燥させてつくられたもので、プラスチックのようになるんだとか。恐れ多くて触れませんでしたが、確かに堅そうです。
展示は本殿内。大きさはなんと…
今回は最終的な下見とのことで、展示される場所の光の加減や見学者からの見え方などを具体的にイメージし、制作中の作品の最終調整に入るそうです。
で、実際に展示されるのは作品については「2メートルぐらいの大きさがありますね。」とのこと。さらっと言われましたが、搬入から結構大変そうなサイズ感ですね。。
尚、事前に告知されていたスケッチでは縦長な作品の様相ですが…
生井亮司さんプログラム紹介ページより(http://hijisai.jp/program/c-03-2/)
生井さん:
「変えました。実際には横長の作品になっています(笑)」
そしてその作品にはまだ色はついていないとのことです。今日のこの展示会場での具体的なイメージをもとに、森林に囲まれた山本の八幡神社の明るさにあった色を塗し、完成させるそうです。
正直、こちらの八幡神社は暗めだと思います。日差しも結構遮られますし。
けれども、それらを加味した上でつくられる作品や展示というのは、他では見られないここだけのものになることでしょう。
どのような作品となり、ここに展示されるのか、とても楽しみですね!
(土祭2021 レポーター :仁平 肇)