日本遺産かさましこ | 文化財特別公開 | 益子初の試みとして行われた展示企画

こんにちは、土祭 2021 レポーターの仁平です。

今回は日本遺産認定記念で開催された「かさましこ文化財公開」を見に行ってきました!

日本遺産?かさましこ?・・・となるかもしれませんが、詳細については かさましこ日本遺産活性化協議会様 運営の「かさましこ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」のホームページをご参照ください。

https://kasamashiko.style/

益子町として文化財公開をするのは初の試み

今回の文化財公開は、益子町としては初めての試み。共同開催の茨城県笠間市では、こういった展示を2年に1回の頻度で行ってるとのことで、益子町は公開・開催に際してのアドバイスを笠間市からいただいたそうです。

文化財公開は1つの会場で展示されるわけではなく、益子町と笠間市でそれぞれ6つ会場で計12会場にて実施。

益子町は地蔵院、西明寺、円通寺、光明寺、松本コミュニティセンター(公民館)、益子町中央公民館の6つの会場にて展示されています。

というか、その6つの会場にある日本遺産に認定されたものが、今回の展示期間中に一般公開されるという方が正しいですね(笑)

スタンプラリーも行われているので、複数の会場を周る方がとても多いんだそうです。

えー…という言葉しか出てこない展示物の重み

では展示会場を早速写真で見ていきましょう。
まずはこちらの文化財が・・・!

 

 

・・・っと、淡々と紹介していければわかりやすいのかもしれませんが、、、

会場に来て、公開された文化財を初めて見て&解説を聞いて、そう軽々しく淡々と写真を列挙していいものか、そしてこのレポート記事どうしようかと悩んだのが、率直なレポーターとしての感想です。

例えばこちら。

正親町天皇(1517年6月18日-1593年2月6日)の綸旨(りんじ)や宸筆(しんぴつ)の山号。

私にとっては「なにそれ??」ってなりましたが、これらは天皇の意を受けて発給する命令文書(綸旨)と、正親町天皇が自筆された(天皇の自筆のことを宸筆というようです)仏教の寺院の名称の前に冠する称号(山号)です。

時代としては織田信長が生きていた時代になるそうですから、こうして一般公開されていることに違和感を感じました。教科書に載っていても不思議じゃないですから。。

紙が灰色の綸旨については、使用しているのが再生紙だそうで、これは当時としては最新技術を用いられたものなんだとか。今でこそサスティナブルやSDGsが注目されていますが、約500年前にそれに準ずるような思想があったのかも?と思うと、それはそれで興味出たので調べてみようというきっかけになりました。(完全に別件ですね)

その他にも公開された文化財はとても多く・・・

ひとつひとつを解説などしていければいいんですが、このレポートとして取り組むのは現実的に厳しく、また写真も撮影禁止としている展示も多いので、やはり一度生で見て欲しいな~というのが率直な感想です。

なかには史上初めて一般公開されたものもありましたし。。。

今後の開催は現時点では未定。だけど・・・

今回の文化財の展示は益子町は10月23日(土)と24日(日)の2日間の開催でした。

24日(日)の正午時点で累計150人以上の来場があり、圧倒的に町外の方が多かったそうです。

せっかくですからまたこういった企画が実施され、町内の方も益子の文化財や歴史に興味を持つきっかけとなるイベントになればと思いました。

益子町役場の担当者談としては、可能であればまたこういった展示をやっていきたいとのことでしたので、いつの日か再び開催されることを期待しましょう。

かさましこ文化財公開の詳細についてはこちらをどうぞ。

http://hijisai.jp/program/f-01/

(土祭2021 レポーター :仁平 肇)

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