ウィンドウアート|クリエイター紹介:飯山太陽さん

土祭2021の期間中、まちを彩るウィンドウアートプロジェクト。会期に先行して4月23にちから、順次、制作をスタートさせ、10月末までの6ヶ月にわたり、6名のクリエイターが店舗や施設の窓ガラスに絵画制作をおこなっていきます。
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ブログでは、初回の制作時のタイミングで、クリエイターをお一人ずつ紹介していきます。2番手は、新町の久保邸長屋門で制作をした飯山太陽さんです。飯山さんから届いたメッセージを紹介します。


△2021年、3月に足利市artspace&cafeで開催した「飯山太陽展」で発表した作品と。
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飯山太陽(いいやまたいよう)
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僕には専門的な美術の知識が全くありません。自分が楽しいと思える気持ちに身を任せ作品作りをしています。それは、時間をかけ頭の中で撮り溜めた想像で作る作品、描いている時の「気持ち」をそのまま描き写す作品、逆に気持ちを無にして、「音」や「匂い」「感触」を感じながら突発的に作る作品など、様々な方法で作品を描いています。
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僕は障害を持っています。文字があまり読めなかったり、記憶が弱かったりで、昔から落とし物・無くし物名人でした(笑)。中額から支援学級に入ったのですが「障害」と言う肩書がついたことによって辛い経験をしたこともありました。文字が読めず、短期記憶が弱い「僕」は生まれた時から何も変わっていないのに「障害」という肩書きがつくと見る目が変わってしまうのかなと中学生ながら切なく感じていました。
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障がいがあってもなくても「僕」である条件は何一つ変わらないのです。せっかく「障害」と言う肩書きを背負って生まれてきたのだから、胸を張って生きようと思いました。そして僕にしか作れない作品、音楽をありのままに表現し、「自分らしさ」を発信していこうと思いました。今回のウィンドウアートも、そんな延長上で制作を楽しみたいと思います。
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飯山さん:制作の日程と会場
◎制作日:4月25日から4月28日、展示:4月28日から7月31日まで
 会場:新町 久保邸長屋門 益子町益子974
◎制作日:7月4日、展示:7月4日から8月31日まで
 会場:新町:ヒジノワcafé&space 益子町益子165
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次に公開するブログでは、土祭2021レポーターの仁平肇さんが、制作時の様子をレポートでお伝えします。お楽しみに! (広報ディレクター|LLP風景社 簑田理香)

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