土祭広場に粗朶柵(そださく)。
会場となる土祭広場には、ふだんは、「町の駐車場」で、
真ん中の水田からの排水路には、転落防止に「ガードレール」が設置されていました。
駐車場の機能も保ちつつ、「土祭」「前・土祭」の時には、みんなが集う祭りの場に。
そして、ふだんの日々でも、散策途中の地域の人が、少しでも憩える場に。
そのような思いから、「前・土祭」に向けて、少しばかりリニューアルしています。
その土地の資源を用いて、できるだけ人の手で、環境整備の研究と実践を行っている
東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科・田賀陽介研究室のみなさんの力をお借りして
9月初旬、田賀先生に指導していただきながら、粗朶柵つくりのワークショップを行いました。
粗朶柵には、町内の太平神社の裏山の間伐で出た枝や丸太を用いています。
等間隔に打った丸太に枝を編み込んでいく粗朶柵は、かつては益子の水田地帯でも作られていたそう。
先人たちの知恵を技術を引き継いでいく。これも土祭の大切なテーマです。
「前・土祭」では、ぜひ、粗朶柵にもご注目くださいね。
写真 矢野津々美