J17 MCAA6galleryと西アフリカ・マリの出会い
益子町及び周辺地域で活動する陶芸家、工芸家、アーティストたちが運営するNPO法人、それが「MCAA6gallery」です。
ジャンルを越えた意欲的な企画展を行い、海外の作家との交流や、廃棄されてきた陶磁器のリサイクル活動を行う素敵なギャラリーです。
そのMCAA6galleryが、アフリカの泥染めというテーマで土祭に参加をすることになりました。
十数年来、益子とのご縁がある特定非営利活動法人カラ(CARA)=西アフリカ農村自立協力会の代表村上さんから、「土祭でマリの泥染めを紹介できないか」との要望があり、国際交流の一環として参加を決意したとのことです。
マリの泥染め、それは土、水、太陽と人が生み出す泥染めであり、マリの典型的な工芸品としても欧米諸国で素朴な風合いが愛されています。
綿の栽培・紡ぎ・織・染めの全てが村人たちの手作業でなされ、紋様は、日々の生活に根付いた生活感溢れた力強いものから、伝統的なもの、自然界への慈しみから生まれたものなどがあります。
今回、益子の土でも泥染めができるのではないかと試作をしたところ、益子らしい色合いの泥染めができあがりました。
藍染作家の日下田正さんの御協力も得、これを「益子の泥染め」として楽しんで頂きたいとの思いから、ワークショップも企画されます。
このワークショップだけでなく、村上さんとタレントのマンスール・ジャーニュさんのトークショー、泥染め布やトンボ玉の展示も開催されます。
泥染めの魅力に触れ、村上さんのご経験を直接お聞きすることで、現代日本に身を置く私たちの生活を見直す機会になるかもしれません。
土を通して益子とマリが繋がる空間、MCAA6gallery。
国境を越えて伝わるメッセージにあなたも聞き入ってみませんか。
「MCAA6gallery」
場所:益子町益子706-2
泥染めワークショップは、土祭期間中の9月19日(水)11:00~ 益子のボクレ土を使ってランチョンマットを作ります。※材料費1,000円が必要です。
トークショーは、土祭期間中の9月16日(日)14:00~と9月19日(水)15:00~の2回行われます。
(西)