05【澤村木綿子】懐かしい場所のような

岡田酒店の奥座敷の雨戸をすべて開けた時、
澤村さんは控えめに反応しました。
そして、小さい頃から馴染みのある
親戚のおばあちゃんの家に久しぶりに来たかのように
懐かしそうに部屋を見渡しました。
掛け軸、箪笥、襖、障子…
いろいろなものの昔を思い出すように見入っていました。
そのまなざしは、
すでに自分の作品が展示された空間を見ているようでした。
画像は庭を眺める澤村さん。
この空間には、「いのちはつながっているのだから」というタイトルで、
柔らかい素材で作るある動物が展示される予定です。(雨)

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