08 小宅|おやけ
益子町の北東部、町を南北に縦断する小貝川と合流する小宅川が北東から南西に流れ、その右岸丘陵には多くの古墳からなる小宅古墳群がある。この地区では火山灰が堆積して岩石になった凝灰岩である芦沼石が採掘されていた。この石は現在では主に陶器の釉薬として使用され、単独で釉薬となる稀な材料で柿釉として益子で広く使われている。少ないながらもその一部は建材としても使用されてきており、古墳、神社の階段、建物の壁などに使用された痕跡を益子町の所々で見ることができる。
益子町の北東部、町を南北に縦断する小貝川と合流する小宅川が北東から南西に流れ、その右岸丘陵には多くの古墳からなる小宅古墳群がある。この地区では火山灰が堆積して岩石になった凝灰岩である芦沼石が採掘されていた。この石は現在では主に陶器の釉薬として使用され、単独で釉薬となる稀な材料で柿釉として益子で広く使われている。少ないながらもその一部は建材としても使用されてきており、古墳、神社の階段、建物の壁などに使用された痕跡を益子町の所々で見ることができる。