レポーターコラム | 土祭2021を通しての気づき
レポーターになったきっかけ
私がレポーターを希望したのは、“地元である益子町を知らない”と、感じたからです。
城内坂付近などの、いわゆるthe益子という地域に住んでいなかったこともあり、年に2回の陶器市で道路が混むことなどから、なんとなく焼物が有名なのかな?という感覚でした。
大学生になり、ほかの地域の出身の方々と「地元トーク」をしたとき、意外と“益子焼”が認知されていることを知り、驚いたことをよく覚えています。
取材を通してさまざまな益子町を知ることができるのでは?そんな想いでレポーターになりました。
土祭2021での気づき
土祭に参加する前は、“土のお祭り”という名から、益子焼のお祭りだと思っていました。
しかし、益子焼はもちろん、こだわりの手仕事から生み出されるアート作品、丁寧な農業などさまざまな産業があり、それらが集結する文化的なお祭りであると知りました。
(詳しいコンテンツは過去のレポーターブログを参照ください。)
また、人と人がつながり合い、織りなし合って生活している様子が印象的で、地域全体でつくるアートのように思えました。
取材の際に、あるアーティストの方は、
「益子町にはいろんな人を地域が受け入れてくれるから、多様的な人が集まり、その輪が広がっていく」
とおっしゃっていました。
“人と人が醸し合う土壌がある”これが今回感じた益子町です。
土祭2021会期中・会期後に益子町に住んでいる親戚、友人15人ほどに聞いてみたところ、全員が「聞いたことはあるが、何をやっているかわからない」もしくは「知らない」との答えでした。
私もこれまでは“土祭”に参加したことはありませんでしたが、今回の土祭で素敵なイベントがたくさんあることを知りました。
もし次回の土祭が開催されるのであれば、町内外にわかりやすく情報を発信し、より多くの方々に楽しんでいただけるようなお祭りになることを願うと同時に、そうしていきたいと強く感じました。
(土祭2021レポーター 金敷奈穂)