ウィンドウアート|クリエイター紹介:ながみともみ さん

土祭2021の期間中、まちを彩るウィンドウアートプロジェクト。会期に先行して4月から、順次、制作をスタートさせ、10月末までの6ヶ月にわたり、6名のクリエイターが店舗や施設の窓ガラスに絵画制作をおこなっています。
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ブログでは、初回制作時のタイミングで、クリエイターをお一人ずつ紹介していきます。ラスト!6番手は、城内坂の大宿窯にて7月25日に制作を行ったながみともみさん。ながみさんのメッセージを紹介します。 

ながみともみ
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小さい頃から絵を描くのが好きで、家じゅうの柱に隙間がなくなるくらい、弟たちと一緒に落書きをしてた子どもでした。美術を学んだと言えば、高校の選択授業で美術をとっていた…というだけですが、中学、高校とも美術の授業がとても好きでした。夜な夜なスケッチブックに人物のデッサンをするのに夢中になっていました。

卒業後に進んだ専門学校ではインテリアデザインを学んで、会社勤めを経て、次第に「外の世界へ!」という思いが強くなり、会社を辞めて26歳でワーキングホリデーの制度を利用して、オーストラリアへ行き、10ヶ月ほどかけて1周して、大自然の雄大さ美しさを感じる日々を過ごしていました。

帰国後に、縁があって宇都宮のヘンプショップで働くようになったんですが、2010年に益子に店舗が移り、私も益子へ。真岡市で生まれ育った私ですが仕事が縁で、益子に移り住んだんです。また絵を描き始めたのは、そのお店で販売するTシャツやバッグに絵を描くことになってからです。

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「自然をモチーフに描く」と言っても、私の場合は、アクリル絵具で描く、太陽や空、虹、雲、水、海などのモチーフで構成する世界観を大切にしています。若い頃から影響を受けた、ヒッピーカルチャーの名残を感じさせる人たちや文化や、そこにサブカルも絡まってくるような、LOVE&PEACEの世界に、どっぷりと浸っていた時期があったので。
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そこからの延長上で、最近は、家族がいただく野菜は自分で作り、仲間たちと地域の方に教わりながらお米を作ったり、田畑を耕して自給自足の生活をすることを大切にしています。絵は「そらもよう」という屋号でグッズ展開をしたり、オーダーをいただいて部屋やお店に飾る絵を制作したりしています。コロナ禍で、「自宅にいるときに気持ちが落ち着く絵を眺めていたい」という声もお聞きして、あらためて絵が持つエネルギーの可能性を感じています。


ながみともみさん:制作/展示の日程と会場

◎会場:大宿窯:益子町城内坂2
制作日:7月24
展示:7月24日から1031日まで

◎会場:フォレスト益子:益子町益子4231
制作日:9月4日
展示:9月4日から10月31日まで
 

1つ前に公開したブログでは、土祭2021レポーターの横溝夕子さんが、大宿窯での制作時の様子を、また、追って、レポーターの松永玲美さんがフォレスト益子での制作をレポートしてくれます。そちらもあわせてお読みください。 
(広報ディレクター|LLP風景社 簑田理香)

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