J11 祭と雨のお話。

特別公開 歴史ある彫刻屋台と山車の運行 22日 17:00~19:30

どんなイベントにも雨の心配はつきものです。
小学校の運動会も、遠足も、稲刈りも、お祭りも。

梅雨が明けいよいよ夏本番という7月23、24、25日に関東三大奇祭の一つの御神酒頂戴式で知られる益子の夏祭り「祇園祭」は、益子の街にお囃子の音色とともに、真夏の熱気を運んできます。

祭り支度で最後の心配は、この時期しばしば起こる夕立です。時に雷を伴い、激しく雨が降りつけます。
この雨から彫刻屋台を守るため、見慣れないものが取り付けてあります。それは「雨障子」と呼ばれる特別な障子で、屋台を覆い雨水によって屋台が傷むのを防ぐための古人の知恵だといわれています。そして、そこには提灯がたくさんつるされ、暗い夜道に鮮やかに屋台が浮かび上がります。

新町・内町・田町の各自治会所有の彫刻屋台はいずれも宇都宮市で製作されてから200年近く経過し、町指定文化財となっています。古くから受け継がれてきた伝統の屋台を屋台パークから出して、この土祭で特別に引き廻します。土舞台の奉納演奏会夕焼けバーとともにお楽しみください。          
                                                   

写真:矢野津々美                                              
                                               (ま)

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