ウィンドウアート|クリエイター紹介:堀水小夜さん

土祭2021の期間中、まちを彩るウィンドウアートプロジェクト。会期に先行して4月から、順次、制作をスタートさせ、10月末までの6ヶ月にわたり、6名のクリエイターが店舗や施設の窓ガラスに絵画制作をおこなっています。
.
ブログでは、初回制作時のタイミングで、クリエイターをお一人ずつ紹介していきます。5番手は、城内坂のd Agora(陶庫 )にて7月22日に制作を行った堀水小夜さんです。

堀水小夜
.
三重県桑名市の出身です。子どもの頃から絵を描くのが好きでした。高校の美術部顧問だった先生の専門が油彩だったこともあって、名古屋芸術大学に進み油絵を学びました。卒業後は中学校で美術講師をしていました。
.
学校の現場は本当に忙しくて、いろんな生徒がいるのになかなか細やかに対応できないし、美術を教えるのも気持ちの上でも余裕も持てなくなるし。自閉症の子どもも楽しく表現活動ができる場が作れたらいいなあと考えて、土に触って手を動かす陶芸がいいかもしれないと思うようになりました。それに、実家がパスタメインの飲食店を営んでいて、器を自分で作って親孝行ができたらいいなあ、と、そんな気持ちもありましたね。現実は、今もお店で器を売ってもらっていて、親に助けられていますけど。
.
そういう経緯で、陶芸を学ぶ場所として益子に出会ったんです。信楽や他の産地も見るなかで、益子のオープンな雰囲気と、いろんな個性的な器が一緒にギャラリーの並んでいる様子に惹かれて・・・、「ゆみ陶」さんにお世話になって、陶芸家のスタートを切りました。
やっぱり絵が好きだから、器をつくっても、ついつい絵を描いちゃいます。油絵では、前任者の方から引き継いで、茂木町の油絵教室の講師を2012年から月に2回、務めています。シニア世代の生徒さんたちとの交流も楽しくて、気持ちのままに描く油絵と、考えながら手を動かしていく陶芸と、私の中ではいいバランスで活動ができています。
ウィンドウアートは、構図やデザイン性も考えなければいけないので、私にとっても新しい勉強。皆さんに楽しんでもらえる絵ができたらいいなあと思います。



堀水小夜さん:制作/展示の日程と会場

◎会場:d Agora(陶庫 ):益子町城内坂2
制作日:722
展示:7月22日から1031日まで

◎会場:道の駅ましこ 益子町長堤2271
制作日:9月1日
展示:9月1日から10月31日まで
 

次に公開するブログでは、土祭2021レポーターの橋口奈津子さんが、制作時の様子をレポートでお伝えします。そちらもあわせてお読みください。 
(広報ディレクター|LLP風景社 簑田理香)

関連情報

ページの上部へ戻る