益子の土人形

土のまち益子。
そんな益子にふさわしい展示が「益子の土人形」です。

やきものを作る際に、高台や細部を削ることで形を整えていく過程で出る「削り土」も、
実は大切な資源です。
今回、益子の土人形プロジェクトでは、益子の陶芸家にお声掛けして、実に3トンもの削り土を集め、粘土に再生しました。

そして、8月4日、5日の2日間でこの益子の土人形を展示する台を、会場となる見目陶苑土空間に作り上げました。
「展示台づくり」ひとつとっても、益子町内から古材や廃材を募り、それらを用いました。
当日は、KINTAさんをはじめ様々な方の手によって、会場内が展示台で覆い尽くされていきました。

この益子の土人形プロジェクトでは、
削り土や廃材など、これまで生かし切れていなかった「財産」への取組でもあります。
土に触れる機会が少なくなった益子の子供達に益子の土の素晴らしさを伝える取組でもあります。

今回は土人形を1000体以上、益子の小中高校生をはじめ県内外の方々に制作してもらいます。

KINTAさんの制作する1000体とあわせて2000体。
2000体の超える土人形が見つめる先は「未来のましこ」なのかもしれません。

(いたの)

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