21 たてものの未来「土の家」

21 写真展示|見目陶苑 窯場2階|道祖土・大羽 土と水のエリア

たてものの未来「土の家」

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アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア……。
20年以上にわたり、世界中の家を撮影し続けている小松義夫さんの写真展。
そのファインダーに映るのは、その土地で手に入る材料を使い、
自然環境に耐えるよう工夫を重ねて建てられた、小松さんいわく「普通の人々の、普通の家」です。
高度に経済化、商品化が進んだ社会からすれば、後進的と位置づけられるかもしれません。
しかしこれらは、過去の家、過去の暮らしなのでしょうか?
土の家には、本当の意味での豊かさと自由さがあるのかもしれません。
■会期中は毎日オープン 10:00〜17:00

小松義夫/こまつよしお

小松義夫/こまつよしお

写真家。1945年生まれ。1981年に、TVドキュメンタリー撮影カメラマンとして、世界第二のヒマラヤの高峰K2登山に参加。20年以上にわたり、世界中の土地に根ざした人々の暮らしと家を撮り続ける。著書に『地球生活記』『地球人記』(ともに福音館書店)『ぼくの家は「世界遺産」』(白水社)、『土と水のドナウ紀行』(INAX出版)、『Built by Hand』(Gibbs Smith Publishing)など多数。

  • マリ、ジェンネの村にて

マリ、ジェンネの村にて

会場:見目陶苑窯場2階

  • 見目陶苑窯場2階
  • 見目陶苑窯場2階

かつて見目陶苑では、大きな登り窯のみを使用していましたが、
ここはその登り窯に合わせて建てられた絵付場でした。
窯のすぐ横にあり、窯から出た焼き物をそのまま運び込めるようになっています。
窯業は完全に分業制となっていて、絵付けには絵付け専門の職人達がいたそうです。
見目陶苑ではその分業のためのスペースがきれいに配置され、
現在、この建物の隣のカフェとして使用している建物は、釉薬を施す釉薬場でありました。
今の陶芸家のスタイルとは違い、“陶器の産地”として栄え、
多くの職人がいた頃の益子を伝える場所のひとつです。

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