手仕事村の「木箱のはなし」と、9月23日のワークショップ情報

お天気に恵まれたシルバーウイークも、最終日を迎えますね。
 
約60人の作り手が、入れ替わりで出店する手仕事村ですが、おかげさまで連日賑わっています!
村では、物販や、ワークショップなどがあり、ここでしか買えない土祭の販売物もあります。
シルバーウイーク中は、出店者も多く、ワークショップも充実していて、まさしく“手仕事村”という雰囲気いっぱいです。
 
9/23(水祝)のワークショップは、こちら。
 
 1.苔玉を作ろう (吉川園芸)
2.Tシャツに墨絵を描こう(津守優子)
3.ひょうたんランプ作り(ひょうたんの灯りルーム)
4.木版画 多色摺りカードの摺りをしよう(郷の音)
5. 毛糸のコケ玉を作ろう(カンキチ工房)
6. 藁草履と健康草履(かかとのない草履)を作ろう(浦壁進)
7. パンを焼いてみよう(泉’s Bakery)
 
さて、村の特徴のひとつの「木箱」のことを、今回はご紹介したいと思います。
 
 
 
手仕事村の「木箱のはなし」
 
いろいろなものをつくりだすことを生業としている手仕事村の村民たちが、そのつくりだしたものを安全に効率よく持ち運びするために、なんらかの箱に一旦しまいます。
 
いわゆる大量生産品と呼ばれるものとは、一線を画したものをつくりだしている私達も普段なにげなくコンテナと呼ばれるプラスチック製の箱を使っていました。
 
安いから、軽いから、手に入りやすいから・・・
そんな程度の理由で、ほんとなにげなく使ってきました。
 
その昔、プラスチックという夢の素材が登場するまでは、茶箱やリンゴ箱、行李、ブリキの箱といった具合に中にしまうものにあわせていろんな素材の箱を使っていました。
 
夢の素材。
 
それは、実は大量生産する側にとっての言葉であって、私達消費する側のための言葉ではなかったのかもしれません。
 
私達村民たちも、かつての夢の素材でつくられた箱をけして良しとして使っていたわけではありません。
 
ほんとは、木の箱や、竹や柳で編んだ行李を使いたい。
でも、高いし、手に入りにくいし・・・
 
でも、ほんとにそういった昔から当たり前にあった箱を私達手仕事村の村民が使いたいのなら、
自分達の手でもう一度つくりだす仕組みを考えて、
まずは自分達が使ってみて、
それが単なるノスタルジーではなくほんとにいいものだと思えれば、
自信をもって消費してくれる人たちに提供できるんじゃないかな。
 
haco
 
大切なものをしまう箱。
そんなことを考えて、
私達手仕事村の村民たちは
この木箱をつくりました。
 
 
(箱の提案と制作:髙田英明)
(文章:須知大)
 
 
今日まで10日間、使ってみましたが
木箱 ほんとに いいですよ。
販売もしていますので、気になる方は、メッセの芝生広場までお越しください。
 
 
(事務局  萩原)
 

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