「縄の結び方」を継ぐ

今日は、益子の山本地区へ、縄の結び方を教わりに行ってきました。
土祭と言えば、竹テント!(…と言いきりたいと思います)
2009年、2012年も土祭の市場では、地元の竹を切り出して竹テントを作ってきました。
今年の土祭も、もちろん竹テントを作るべく、2月から3月にかけて近隣の竹林で間伐を兼ねて
300本の真竹の切り出しを行いました。

今までの竹テントは、折り畳めるように、竹を継ぐところを金具を用いて制作してきましたが、
今回は、金具ではなく縄で結ぼう、と。
その縄の結び方は、町内でさまざまな結び方を知っている年配の方々に教わり、
竹テント制作のワークショップを通して、町内の若い世代に伝えていこう、と。
これは、これまでの土祭で会場設営リーダーをつとめてきた、大工棟梁の高田英明さん
(土祭企画運営委員会メンバー:土祭2015会場設営ディレクター)からの提案でした。

そこで、本日、益子町の南東部、山本地区の舘芳衛(たてよしえい)さんを訪ねました。
山本地区では伝統芸能の継承に力を入れ、農村歌舞伎舞台も山から切り出す木や竹で作り上げるという土地柄です。
(山本地区の風土・風景を読み解くつどいの報告もご覧下さい→ページは、こちら


舘さん(写真左)から今日は2本の竹を直角に組む結び方を教わりました。写真奥が高田さん。

テントの屋根の組み方についても、農村歌舞伎舞台制作の経験から貴重なアドバイスをいただきました。
写真左、ビデオカメラを回しているのは土祭企画運営会議メンバーの町田泰彦さん。
土祭で山本地区の八幡神社にて開催する演劇の企画コーディネートや西明寺地区での企画を担当中。
今日は記録映像をとりながら事務局や高田さんとともに「結び「にも挑戦。

計4名が舘さんに教わりながら挑戦したわけですが、2時間弱の格闘ののち、
体得できたのは、約2名だったとか。 大丈夫でしょうか?今年の竹テント。
大丈夫です!まだまだ時間はあります!(…と言いきりたいと思います)
山本地区の麦畑が黄金に輝く頃には、もう少し詳しく続報をお伝えします。
(土祭事務局 簑田)

 

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