ましこ野菜&合鴨農法のお米給食プロジェクト|提供された学校給食と今後

こんにちは、土祭 2021 レポーターの仁平です。

益子産のオーガニック食材で作られる学校給食。いよいよ町内の小中学校に提供されるとのことで、特別に見学させていただきました!

・・・の前に、今回の提供される学校給食のメニューについて簡単に。。

道の駅ましこと給食センターの合作

今回の学校給食のメニューは、農家さんに生産を依頼した道の駅ましこと、益子町学校給食センターが共同で考案したものです。生産される野菜を活かしつつ、児童・生徒のみなさんが食べやすいものをと特別につくられました。

その名も「ひじさいカレー」。(そのままですね)

21日(木)の献立表に載っているのを見て「なにこのカレー?」と、食べる側の先生や児童間で話題になったんだとか。

このカレーについては、道の駅ましこで飲食部門のマネージャーを務める追立さんが主体となって開発されたもの。

追立さんは普段、道の駅ましこ内のレストランで提供されるメニューづくりなどを担当されています。

追立さんはもともと、野菜中心のメニューづくりが好きなんだとか。確かに道の駅ましこのレストランのメニューって、野菜がとても多いんですよね。

そんなメニューづくりについてはいつも、頭の中で考えたり、こんな感じでイラストにしたりするんだそうです。(写真は道の駅ましこのメニュー開発時のもの)

今回は子供たちが食べやすく&食材を活かしつつという中で、3回ほど試作を行ったのち、当日の調理を担当される益子町の学校給食センターの方々と最終的な調整を行ったとのことでした。

田野小学校の給食の時間にお邪魔

そして給食提供日。益子町立田野小学校に来ました。

5-6年生の児童の皆さんの給食の時間にお邪魔させていただき、実際に提供される給食とその時間を拝見させていただきました。

こちらがひじさいカレーです。

余談ですが、ひじさいカレーが盛られている器は益子焼。

この器。以前はプラスチック製でしたが、今は益子焼なんだそうです。今回特別にとかではなく、器だけはいつもこの益子焼なんだとか。

で、合鴨農法で育てられたお米がこちらです。

付け合わせのサラダも益子産のオーガニック野菜でできています。

オンザライスして頂きまーす。

新型コロナウイルス感染症対策の一環で、以前とは違い黙食となっている給食の時間。文字通り黙々と食べるわけですが、みんな食べるの早いですね。。。

担任の先生方や児童何人かに今回の給食どうでした?と伺うと、

児童たちのコメント

・いつものカレーも好きだけど、このカレーも美味しかった。
・豆が多くて食感が面白かった。ごはん足りなかった。
・最初辛いと思ったけどリンゴ?の甘さがあって食べやすかった。

先生方のコメント

・果物の甘さもいいですね。体に良さそうなカレーです。お米も美味しくいただきました。
・子供たちはいつもより食べ終えるのが早かった気がします。きっと美味しかったんだと思います。ご馳走様でした。

安⼼安全の⾷への関⼼づくりのきっかけに

というわけで、無事に提供された益子産のオーガニック食材で作られた学校給食。土祭2021でのプロジェクトとしてはこれで完結となりますが、このプロジェクトに関わった方々からは「今後も継続して学校給食づくりをやっていきたいね」という声は多かったです。

生産確保や収穫時期の調整、提供メニューの考案などの課題は多いですが、それでも学校給食に益子町のオーガニック食材が使われることをきっかけに、食や農業などに興味を持ってくれたら嬉しいとのこと。

あと、今回の学校給食を食べてみたかったという生産者さんの声も非常に多かったです。というか、総意かもしれません(笑)

無事に終わった土祭2021での「ましこ野菜&合鴨農法のお米給食プロジェクト」。

今後はこのプロジェクトをきっかけに、土祭の枠を超え、益子町内で⾷育・⾷⽂化の発展に向け、新たな動きがあるかもしれません。

(土祭2021 レポーター :仁平 肇)

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