土祭という旅へ ガイドブック誌面内容と販売のご案内
土祭という旅へ。
なにかを介して聞く前に、自分の耳で本当に聞き、
なにかを通して見る前に、自分の目で本当に見る。
知っているつもりになる前に、新しい土地へ自分の足で歩んでいく。
そうして出会う人や風景を通して、
土地の自然環境の上に重ねられてきた風土の中へと
さらに分け入っていくことを「旅」と呼び、この本を編みました。
北関東の小さな祭りへの誘いとして。
(土祭2015公式ガイドブック『土祭という旅へ』巻頭メッセージより一部抜粋)
8月20日に発売を開始した「土祭2015公式ガイドブック 土祭という旅へ」
通信販売サイト「土祭2015ストア」 → こちら
表紙は、益子町で修行後独立、現在は埼玉に住む染め絵作家の安田麻由子さん。
益子の土と藍の顔料、にかわを用いての制作。冒頭の一枚は、素材決定までの試作の中から。
今回のガイドブックは、単なるイベント情報のガイドではなく、
わたしたちの土地のことをしっかりと伝え、長く手元においていただけるようにと編みました。
土祭2015の企画の基礎とした風土調査「益子の風土・風景を読み解くプロジェクト」の成果をベースに
企画・編集・取材・執筆を行い、益子の人と風土を伝える読み物やコラムを多く掲載しています。
益子や土祭に関心をお寄せいただく方々に、わたしたちの土地の風土理解の一助として、
そして、みなさまが「みなさまの土地で生きること」とも、わかちあえるものを伝える本となれば幸いです。
ここでは、内容の一部をご紹介していきます。
……この土地のこと
1.巻頭 旅への誘い (写真|村田昇 長田朋子)
2.第一章 人を、生を、育む風土に出会う旅、土祭
「人へ、生へ。」
人はどのように風土に生きた証を残し、人の記憶に光を灯していくのか。
*陶芸、染織・織物といった工芸に道に生きる人の人生と風土の関わりを
聞き書きから掘り起こします。<執筆|土祭事務局・簑田 写真|矢野津々美>
1.濱田篤哉の庭
2.日下田正の水
3.加守田昌子の山
P16/17
P30/31 (右の写真は、日下田正さんの織物)
2.第二章 風景の中へ分け入り、その先の風土に出会う旅、土祭
「風景へ。」
人は風景から何を読み解き、心はどのように進む道を描いていくのか。
*益子の風景からの読み解きを絵と写真で紹介しながら綴ります。
<執筆 文と絵|廣瀬俊介ディレクター(1.4.7.) 土祭事務局・今井知弘(5.)簑田理香(2.3.6.8.9.)>
1.やわらかい風景 2.名前をつける、山 3.いとなみの印 4.しぼり水のこと 5.学びの道
6.石の色、花の色 7.空を行き交う視線 8.空の木と猫の玉 9.ため池に映りゆく風景
P40/41
P44/45
第三章 新月から満月までの旅、土祭
「土祭という旅へ。」
*プログラム内容や会場となる場所のことをコラムを交えながらお伝えします。
<執筆|土祭事務局・加藤優子 増田興二 簑田理香 萩原潤 今井知弘>
1.開催にあたって 土祭実行委員長 益子町長 大塚朋之
2.土祭2015の基礎とするプロジェクト「益子の風土・風景を読み解く」
3.「継ぐ」プログラム内容紹介 4.「識る」プログラム内容紹介 5.「澄ます」プログラム内容紹
6.「照らす」プログラム内容紹介 7.「結ぶ」プログラム内容紹介
コラム
益子工芸村構想<執筆|陶芸メッセ・益子副館長 横堀聡>
記憶のほとり 城内地区のため池「円道寺池」
つどい、観て、学ぶ場 まちなかの映画館「太平座」
益子土祭絵図 安田麻由子
解説 コウホネをめぐる旅ー風土を育むいとなみとしての土祭 廣瀬俊介
土祭ー名前の由来 武田好史
特別寄稿 写真と文「私に触れた者」 高橋恭司
……………………………
『土祭という旅へ』B5版変形 112ページ ¥800円(税込)
通信販売サイト「土祭2015ストア」 → こちら
店頭での販売は
<都内>
とちまるショップ(東京スカイツリー内)
スターネット東京(千代田区東神田)
d47 design travel store (渋谷ヒカリエ8/)
インターナショナルギャラリー ビームス2F (原宿)*販売開始は9月予定
ビームスジャパン6F(新宿)*販売開始は9月予定
<益子町内>
観光協会・スターネット益子・添谷書店・濱田庄司記念益子参考館
土祭にご来場をお考えの方も、今回はご縁がない方も
ぜひ、北関東の小さな町への「旅」を、この本で楽しんでいただければ幸いです。
ご来場予定の方は、事前にお読みいただくことをお勧めします!
(土祭事務局 簑田)