つちかまづくり始まったよ~!

7月22日(木)から「つちかまうつわ」のワークショップ始動しました。

再生粘土を砕く!

見学に行った7月23日(金)早朝6時。
場所は益子焼協同組合内の工場にて。

「土祭2021陶芸・手仕事部門」のリーダーである大塚一弘さんが、混練機(こんれんき)を稼働させ、既に作業が始まっていました。

ちらほらと集まりだしたワークショップ参加メンバー。本日は12名の参加者でのスタートです。このワークショップの対象は陶芸作家。聞くと半数は町内在住の作家さんでしたが、宇都宮や日光、茨城県の石岡市からも参加されているとのこと。それだけ窯づくりって作家さんにとって魅力的なんですね。

昨日から始動した「つちかまうつわ」の「つち」の部分の作業行程を今は行っています。

町内の作家さんに呼び掛けて集まった再生粘土。
再生粘土とは、成形の段階で削ったり切り落とした粘土を集めておき(カス土)、天日でよく干したのち、砕いて水で戻した粘土のことを言います。よく乾かすことによって、水と混ぜたときにすぐに溶けて粘土になるんですよ。

こちらでの作業はとにかく土づくり。
再生粘土をひたすら砕きます。

とにかく砕くことが重要です。

早朝から皆さん頑張って砕いてます。

本来であれば、窯を作る場所から掘り出した土を利用して窯を作るのですが、今回はその条件が整わなかったため、再生粘土を利用しての窯作りになりました。土づくりの作業としては、掘り上げた土であっても、この乾かして砕いて練る作業は行うそうなので、今回は擬似体験といったところでしょうか。

益子は焼き物の産地です。たくさんの陶芸家が集まるこの地で、あるものを利用して窯を作ってみる。シンプルですが、時間や体力がとても必要な作業です。土祭を通して、「土」のもつ魅力を再発見出来たらいいですね。

今後の作業行程については「土祭ホームページ」をご覧ください。
http://hijisai.jp/program/j-01/

土祭2021レポーター 松永玲美

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