益子で育った高校生たち

土祭の準備や制作に大活躍の真岡工業高校の生徒さんたち。
熱心で純粋で器用で、明るい高校生たちを率いる菅野先生からメッセージをいただきました。

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「益子で育った高校生たち」

窯元のある里山でクワガタを捕まえ、蒸気機関車の走る田んぼで
オタマジャクシやザリガニと戯れたこどもたち。
やがて中学生となり城内坂を自転車で疾走!
「ものづくり」が学びたくて工業高校生になった。

その工業高校は、栃木県立真岡工業高等学校。
多くの生徒たちが益子からも通う。
真岡工業高校は機械・生産機械・電子・建設の4つの科で「ものづくり」を学ぶ。

機械系の生徒たちは、機械設計・金属加工・溶接・・・・
ソーラーカーやEVカーにEVバイク。ロボットまで作り出す。
電子科の生徒たちは、電気技術・電子回路・電気工事・・・・
パソコンやスピーカー、LEDなどはお手のもの。

建設科の生徒たちは、土木コースと建築コースに分かれる。
土木コースは土木設計・測量・・・・。測量用の野帳とスコップにカケヤ。
建築コースは建築設計・建築大工・・・・。図面とノミやカンナ。

地元で「ものづくり」を学ぶ高校生たちに、「土祭」は大歓迎をしてくれた。

烏山和紙でのランプシェードづくり。
本校の他、県内のほとんどの学校の卒業証書は烏山和紙。
手で千切った和紙を貼り付け、コンニャク糊でコーティング。
LEDとのコラボレーションが「夕焼けバー」を照らす。
もちろんLEDや配線は機械系・電子科の製作。

「夕焼けバー」は大工の高田さんの指導で建築コースの生徒たちが建てた。
そして、非電化冷蔵庫。
那須高原でお会いした藤村先生の暖かなお人柄。
大地震を経験した私たちに、「これからの暮らし」を教えていただいた。
設計は、建築家海老原綾さん。
建設科の生徒たちがノミやカンナ、玄能などの手工具を使い製作した。

完成時、生徒たちの顔は達成感で輝いた。

今回、「土祭」という素晴らしい教室で学んだ高校生たち。
この経験を未来につないでくれると確信した

高校生たちに学びの場をご協力いただいた益子町の皆様に感謝を申し上げます。

                           栃木県立真岡工業高等学校
                           教諭  菅野光広

達成感の笑顔がきらり。お疲れさまでした!     

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