J06 おいしい時間を作る

今回「食」と「本」をテーマにした住民プロジェクトを企画した
古本屋の「はなめがね本舗」さん。
J06マルシェと喫茶、ワークショップ「おいしいを作る本と道具展」
古本屋さんがなぜ「食」をテーマしたのか?
お話を伺ったところ、こんなきっかけがあったということ。

「昨年末に益子に引っ越し、今年の2月に古本屋をオープンさせました。
益子に暮らしてみて、益子にお住いの方たちは、
器を作っている人、野菜を作っている人、パンを作っている人など
食べものまわりのお仕事をされている方も多く
暮らしや食を大切にする風土が自然と根付いているように感じました。
私自身、食べることについての意識もちょっとずつ変わっていった気がします。
根っからの食いしん坊ということもあって
私の幸せな記憶、ほっとした瞬間のそばには
いつもおいしいものがありました。
心配ごとの多い毎日だからこそ、
食べものへの慈しみの心を大切にするこの町で
皆さんの心をほっこりとあったかくする
『おいしい時間』にまつわるイベントを
土祭にあわせてやりたいと思いました。」

外から移住してきた人の目に映った益子の暮らしは「食を大切にしている」ということ。
それはものづくりに従事する人が多いからなのでしょうか。
野菜でも、焼き物でも、木工でも何かに向き合って作っている人は
おのずと台所に立って自分の食べるものは自分でこしらえる。
それが自然と備わってくるのかもしれません。その逆も然り。

そして今回の企画に沿って、はなめがね本舗さん独自で作成している
「ハナメガネ目録」も“おいしいを作る”ことをテーマに編集されています。
おひとりで制作し、印刷製本をコツコツやっているというこちらの目録。
はなめがね本舗さんの世界を存分に感じられます。

お店の前の小さなスペースに、
あたたかく楽しい空間が広がる2日間になりそうです。

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