土祭2015アルバム|土祭食堂

[この土地で生きることの祭り「結ぶ」道祖土エリア]
「益子の食・土祭食堂」元KENMOKU cafe(道祖土)

土祭会期中、9月13日から28日までの全日、道祖土の見目陶苑・元KENMOKUcafeを会場に、「土祭食堂」が開店しました。田野地区、益子地区、七井地区からそれぞれ1グループが会期中交代で出店し、益子の素材とそれぞれのグループの持ち味を生かしたメニューで、来訪者をもてなしました。

益子町商工会女性部

2012年の第2回土祭では、「土祭食堂」を全日、商工会女性部が中心となって運営しました。その経験と日頃から培ったチームワークの良さで、初日から5日間の営業を抜群の安定感で終了し、たすきを里山の皆さんにつなぎました。
商工会
彩り鮮やかなメインメニューの「五目おこわ」 
商工会メンバー
女性部の皆さん

 

小泉・梅ヶ内里山女性グループ

日頃は、南部ふるさと直売所を運営している皆さん。野菜の販売だけでなく加工品やお弁当なども販売しています。最初は、「お客さんが来てくれるか心配。」とおっしゃっていた皆さんでしたが・・・心配無用でしたね。

里山メニュー
この朱塗りのお膳、昔はよく使ったそうです。青のお皿との組み合わせは、どこか斬新。
「山菜おこわご膳」 

里山しつらえ
麦わらの蛍かごに野の花を添えて

 

七井台町グループ・萩そば

萩原さんご夫妻が中心となったメンバーなので、店名「萩そば」です。益子産のそば粉を使い、男性数名が交代でそばを打ちます。その腕前はかなりのものです。そばが売り切れてしまい残念がるお客様を、車に乗せて別のお店まで案内したというエピソードもお聞きしました。益子の皆さん、あったかいんだから~
萩そば食堂外観

萩そば
メニューの一つ「鴨汁そば」

(事務局 加藤|写真 長田朋子 矢野津々美 他)

風土からの「食」、薬師堂の焼き饅頭

土祭2015「土祭の食」プロジェクトも始動しています!

「食」も、もちろん土祭の方針「先人の知恵を今に引き継ぎ、今にわかちあい、次代に繋ぐ」
このことを大切にしたいと考えています。

その取り組みのひとつとして、昨年より続く、「風土・風景を読み解くつどい」の聞き取り調査の中で
昨年11月に伺った「薬師堂にお供えする焼き饅頭」を、
田野地区東田井で農業を営んでいる高松靖子さんに教えていただくことに。

益子町を南北に流れる小貝川の西の山の麓に薬師堂があります。
「年に一度、毎年6月10日に薬師堂を開け掃除をし、お花を添え綺麗にしたら
薬師堂にお饅頭を添えるんです。そのお饅頭は、小さい大判焼きのようなものですね。
私のお婆ちゃんから聞いたんだけど、焼くための銅でできた型は、
私のお婆ちゃんの、お婆ちゃん。その前から使っていると聞いたの、だからその型は、
200年くらいは使っているのかな、それに中に入れる餡子は、
砂糖が貴重だったころは塩を入れて塩餡を作っていたの…。」という話を聞きました。

その話を聞いてから約半年。
今回は自然育児の大切さを伝え合う活動をしている、益子自然育児の会おむすびの里の代表の
松永レミさんと一緒に、高松靖子さんの家にお邪魔をして、薬師堂の焼き饅頭作りを学びました。

「昔は塩餡だったけど、今はしっかり砂糖もいれているし、卵も生地にいれているわ。
私のお婆ちゃんは、皮を薄く作ってきんつばのようにつくったの。焦んないでつくれば大丈夫。」
と作りながら靖子さん。

気持ちのよい木々の枝葉を通る気持ちのよい光が注ぐ道を歩いていくと薬師堂があります。
1年ぶりに開けた薬師堂の中には薬師如来が佇んでいました。
靖子さんは丁寧に掃除をし、お花を添え、薬師堂にお饅頭を添えました。

土祭の食の取り組みもまた、先人からの知恵を受け継ぎ、次代の子供達に伝えていくものに。
このプロジェクトも、「食」にきちんと向き合い、
日々のことから大切にしている益子のお母さんたちと一緒に育てていけたらと考えています。

今後も「土祭食堂」や「夕焼けバー」に向けての取り組みをお伝えしていきます。
ご期待ください。

(土祭事務局 萩原)

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