01 ビルボード「陶の里、益子の原風景」

01 写真展示|会場内各所

ビルボード「陶の里、益子の原風景」

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農業と窯業の町・益子に残る、
大正時代から昭和30年代の暮らしと物づくりの様子が写し出されたモノクロームの写真。
2009年の土祭では、特大サイズのパネルを会場内に展示しました。
今回は、新たに当時の町並みの写真を加え、町内11カ所でお楽しみいただけます。
「益子焼」は、江戸末期にお隣の茨城県笠間焼の影響を受けて始まり、
藩の援助と江戸という大市場に近かったことで成長しました。
下左の写真は、大正13年前後の岩下太平商店の新年の初出荷の様子。
北は樺太、南は静岡まで運ばれたと言われています。
岩下太平商店と、このパネルが設置してあるヒジノワCAFE&SPACEは、お隣どうし。
どちらも作品展示の会場になっています。
下右の写真は、明治7年に生まれ、15歳で絵付け職人となり、
山水(さんすい)の名手と言われた皆川マスさん。
上の写真は昭和11年に太平神社近くで行われた、大山材木店の花見の様子。
藍の道の北側の交差点に設置されていますので、
ぜひ会場で、花見の人々の「いい表情」をご覧になってください。
そして、平成の今、太平神社は約7000株の紫陽花が咲き乱れる
初夏の花見所となっています。
毎年6月末に「あじさい祭」が行われ、罪や穢れを祓うと言われる茅の輪くぐりや、
櫓で披露されるお囃子や伝統芸能の舞台を皮切りに、
7月の祇園祭へ向けて益子の夏祭りシーズンが始まり、今年は土祭へと続きます。

  • 大山材木店の花見の様子
  • 大正13年前後の岩下太平商店の新年の初出荷の様子と明治7年生まれ、山水の名手の皆川マスさん

写真上は、昭和11年、大山材木店の花見の様子。写真左下は、大正13年前後の岩下太平商店の新年の初出荷の様子。写真下右は、明治7年生まれ、山水の名手の皆川マスさん。
ビルボード写真提供・協力/岩下太平商店 木村克己 山水みながわ 馬場浩史

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