ウィンドウアート|クリエイター紹介:加藤靖子さん

土祭2021の期間中、まちを彩るウィンドウアートプロジェクト。会期に先行して4月23にちから、順次、制作をスタートさせ、10月末までの6ヶ月にわたり、6名のクリエイターが店舗や施設の窓ガラスに絵画制作をおこなっていきます。
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ブログでは、初回の制作時のタイミングで、クリエイターをお一人ずつ紹介していきます。3番手は、城内坂の歴史あるお店、益子焼しのはらさんで4月26日と27日に制作を行った加藤靖子さんです。

加藤靖子(かとうやすこ)
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絵を描くようになったのは、両親の影響と、おじいちゃんが陶芸家の前は絵描きだったのも大きかったと思います。

私は高校を卒業して文星芸術大学に進学して日本画を学びました。日本画の岩絵の具はとても好きでしたが、描く題材が今の色鉛筆と同じで、日本画らしくない生き物たちの絵を描くことも多く、日本画の先生には理解してもらえないことも多くありましたが、応援してくださる指導者の方もいて、だんだんと自分なりの世界観を表現できるようになっていったと思います。
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卒業後6年間は、益子に帰らず宇都宮で働きながら絵を描いていました。陶器市の時だけ、親の出店のお手伝いをする時に、小さな絵を販売したりしながら、ギャラリーで展覧会をやらせていただくようになるまでは、そのような作家活動でした。
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益古時計さんや、都内ではFUUROさんでも展覧会をやらせていただいて、土祭2015では、陶芸家の若杉集さんに声をかけていただいて、グループ展の「益子の原土を継ぐ」に参加させていただきました。益子に帰ってから10年以上参加している、もてぎ里山アートフェスタは野外のイベントなので、普段の色鉛筆画とはちがい、私の絵に出てくる虫たちを布で制作したり、木にアクリル絵の具で描いたりといつもとは違うことにもチャレンジできています。

ウィンドウアートも、いつもとはまったく違う世界なので楽しんで向き合えるようにチャレンジできたらと思っています。(談)

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加藤さん:制作/展示の日程と会場

◎益子焼しのはら:益子町城内坂33
制作日:4月26日27日
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27-731

ましこラボ(城内坂交差点):益子町益子799-2
制作日:8月8日
展示期間:8月8日-1031
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次に公開するブログでは、土祭2021レポーターの藁谷はるさんが、制作時の様子をレポートでお伝えします。そちらもあわせてお読みください。 
(広報ディレクター|LLP風景社 簑田理香)

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