土祭2015アルバム|益子手仕事村

[この土地で生きることの祭り「継ぐ」城内エリア]

「益子手仕事村」陶芸メッセ・益子内 芝生広場(城内)

「益子手仕事村」は、陶芸メッセ・益子エリア内にあるゆったりとくつろげる芝生広場で、益子や近隣地域の竹林から間伐を兼ねて切り出し製作した竹テントに、たくさんの手仕事が並びました。出店した方々は地域の作家や農業者、益子で育ち町外で独立した方等、益子に深い縁のある方々になりました。土祭期間中、日替わりで62組の出展者と19種類ののワークショップを行いったその様子をお伝えいたします。

《手仕事村の様子》
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《農産物やパンなどの加工品》
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《「ファクトリー順」津守優子さんによる手描きTシャツワークショップ》
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《「手布土」による糸紡ぎとフレーム織りのワークショップ》
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《「吉川園芸」さんによるコケ玉作りのワークショップ》_DSC8346_ANO9925

《「ひょうたんの灯りルーム」による瓢箪を使ったランプのワークショップ》
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《益子町大沢在住の浦壁進さんによる草履と健康草履の編み方教室》_ANO9884

《益子町大沢地区に拠点を置く「トチギ環境未来基地」による木工クラフトワークショップ》_DSC8318

《染色家の滝澤ゆう子さんと益子自然育児の会おむすびの里による藍染ワークショプ》_ANO0017_ANO0081_DSC8413

《益子町の田野地区の仁平さん、大沢地区の浦壁さん、七井地区の保園さんと、隣町の茂木町から矢野さん達による蛍籠作り教室》_DSC8368_DSC8375

農作物を育てる方、植物を育てる方、料理を作る方、染色家、木工家、陶芸家、竹細工の職人、布と染色の作家、鉄の作家等の多くの作り手と、益子の町で長年培われてきた木綿、藁草履、蛍籠の技術などを持つ作り手が集まり出会いのとなりました。まだまだ、益子に関わる方々の手仕事の知恵と技術は隠れていると思います。手仕事が暮らしに結びつく土地として、多くの方が結びつくような場のきっかとなれればと思います。

 

益子手仕事村、会期中のブログはこちらから

(事務局 萩原|写真 長田朋子 矢野津々美)

土祭2015アルバム|益子の原土を継ぐ 後編

[この土地で生きることの祭り「継ぐ」城内エリア]

「益子の原土を継ぐ」陶芸メッセ・益子内 旧濱田庄司邸(城内)

「益子の原土を継ぐ」の会期中の様子を前編・後編に分けて写真アルバムでご紹介します。
出展作家|
 (陶)阿久津雅土、岩下宗晶、岩見晋介、岩村吉景、大塚一弘、大塚誠一、加藤靖子
    加藤弓、川崎萌、川尻琢也、郡司慶子、近藤康弘、庄司千晶、菅谷太良
    鈴木稔、中村かりん、萩原芳典、宮田竜司、村澤享、若杉集
 (染)中村曙生、宮沢美ち子 (絵)加藤靖子、古田和子(左官)白石博一

会場構成| 田賀陽介
作家取材| 仲野沙登美 ※ブログでの写真と文章による各作家紹介

「益子の原土を継ぐ」前編ブログはこちらからご覧になれます。

 

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それでは、「益子の原土を継ぐ」後編のアルバムをどうぞご覧ください。

《作品紹介・後編》

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郡司慶子「えんばんNo.03」「陶板No.68」「陶板No.69」

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近藤康弘「ポータブル竈」

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庄司千晶「ホームタウン」

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白石博一「蓮〜祈りと救い〜」

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中村かりん「dress」

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菅谷太良「ぶーちゃん」「焼〆花器」


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鈴木稔「ケルティクシリーズ No.01~05」

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鈴木稔「ケルティクシリーズ No.06」

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中村曙生「無題」

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萩原芳典「無題」

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古田和子「アカメガシワノミガナルコロ」

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宮沢美ち子「益子土染め」

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村沢亨「焼締草紋皿」

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宮田竜司「焼締獅子置物 (阿吽) 、焼締竜置物」

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若杉集「丸く丸く…鋭くPART2」

関連リンク集
・プログラム紹介と益子の原土を継ぐ参加作家プロフィール
・益子の原土を継ぐブログ
・2012土祭 / 益子の土をめぐる対話
・土祭2015アルバム「益子の原土を継ぐ」前編

 

(事務局 萩原|写真 長田朋子 矢野津々美)

土祭2015アルバム|益子の原土を継ぐ 前編

[この土地で生きることの祭り「継ぐ」城内エリア]

「益子の原土を継ぐ」陶芸メッセ・益子内 旧濱田庄司邸(城内)

「益子の原土を継ぐ」の会期中の様子を全編・後編に分けて写真アルバムでご紹介します。

出展作家|
 (陶)阿久津雅土、岩下宗晶、岩見晋介、岩村吉景、大塚一弘、大塚誠一、加藤靖子
    加藤弓、川崎萌、川尻琢也、郡司慶子、近藤康弘、庄司千晶、菅谷太良
    鈴木稔、中村かりん、萩原芳典、宮田竜司、村澤享、若杉集
 (染)中村曙生、宮沢美ち子 (絵)加藤靖子、古田和子(左官)白石博一

会場構成| 田賀陽介
作家取材| 仲野沙登美 ※ブログでの写真と文章による各作家紹介

土祭期間中、益子の原土を使った表現として展示を行いました。
期間中の9月23日には作品の講評会と土染のワークショップも行いました。
講評会はこの機会に展示をするだけではなく作家の方々が、今後このプロジェクトの
成果を、今後それぞれの生業に活かすため、そして各々の創意工夫を語り産地として、
益子の原土の、可能性を語り合う場として設けました。
講評会当日は、来場者に向けて藍染の染色家、中村曙生さんが原土で布を染めるワ
ークショップも行いました。

それでは会場をご紹介いたします。
陶芸メッセ・益子内にある旧濱田邸とその敷地内にある陶芸工房と登り窯で
行い、会場に徒向くと、まず足を運ぶのは、陶芸工房の「原土を知る展示」、
土に触れてから展示が行われている濱田邸と、登り窯へと続きます。

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《原土を知る展示》
陶芸工房内の原土の展示では、益子の土3種と、各々の作家が土をどのように精製するかを、
知っていただく展示になりました。こちらで来場者は、普段、触れることも知ることもない、
土と、使用するための多岐に渡る精製方法を知ることができます。
土に触れてから展示が行われている濱田邸と、登り窯へと続きます。
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《旧濱田邸・作品展示会場》
益子の小麦の藁で製作した「結界」に沿って、
作品の展示会場となる、旧濱田邸の縁側より入館します。
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《旧濱田邸内部の展示》
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《作品講評会の様子》
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《藍染め染織家・中村曙生「原土で布を染めるワークショップ」》
来場者に向けて原土で布を染めるワークショップも行いました。
「自分の手で触る、自分で色を付けてみないと、興味の度合いが変わりますよね。
1つのことを共有することで、開けるものがあると思っています。」と中村曙生さんは語ります。
中村曙生さん、染織家の宮沢美ち子さん、陶職の若杉集さん、会場構成ディレクターの田賀陽介さん、に益子の土の説明を受け、中村曙生さんが糊付した布を、参加者で刷毛で色を置いて行きました。
期間中に乾燥させ、糊を洗い流しすと糊付けした所が白く抜け、美しい模様が浮かび上がりました。
(写真上)
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使用材料
1)糊で模様の型をした布 (中村曙生氏制作)

型染めの布は、下処理として木綿の布に豆汁に浸し乾燥させ、一度洗い乾燥させた布に 防染糊(もち粉を使った糊) とおがくずにより型の糊を、捺したもの。

2)染織材料 
益子の原土  (北郷谷黄土 (黄) 、大津沢ボクリ土 (白) 、新福寺桜土 (橙・桃) 、北郷谷ボクリ赤土 (朱) 、北郷谷中村曙生さんの自宅の土)
豆汁
刷毛

 

《展示紹介》
ここからは、それぞれの展示をご紹介いたします。
(会期までに掲載した作家紹介のブログをご覧になれます。写真または名前を選択していただくとリンク先が開けます。※一部ブログがありません。)

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阿久津雅土「筒碗」

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岩下宗晶「益子原土標」

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岩見晋介「益子風土記」

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岩村吉景「火鉢」

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大塚一弘「土層」

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大塚誠一「野焼陶器」

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加藤弓「ましこのいれもの」

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加藤靖子「ひっそり虫」

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川崎萌「陶印花器」

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川尻琢也「土壷」

それでは後編へ続きます。

関連リンク集
・プログラム紹介と益子の原土を継ぐ参加作家プロフィール
・益子の原土を継ぐブログ
・2012土祭 / 益子の土をめぐる対話

 

(事務局 萩原|写真 長田朋子 矢野津々美)

手仕事村への来場と参加ありがとうございました。

土祭、無事閉幕しましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最終日は、お天気に恵まれて、気持ちのいい締めくくりができました。
手仕事村に足を運んでくださったみなさま、村民のみなさま、本当にありがとうございました。
さて、土祭最終日の手仕事村のレポートをお送りします。
image-1ラジオ体操ファイナル! ちっちゃな輪でしたが、最後ということで、第2もやりました。
image-2最終日に、空きテント出店者のSiNaさん。
ボランティアで村役場テントの受付嬢をしてくださっていましたが、最後に時間が取れて、出店の運びとなりました。
image-3そして、村民たちは手作りの“巨大ホットケーキ”づくりに挑戦しました!
写真は、固まりのままバターをぬっているところです。
image-4ひっくり返したホットケーキで、‘土’の文字を作りました!手仕事村の最終作品です。
この巨大ホットケーキは、土祭の直会の際にサプライズとして奉納されました。
image-5村の猫 ソンくんも、今ごろひっそりとした芝生広場で寝そべっているのでしょうか。
皆様、手仕事村に参加、来場していただきありがとうございました。
 
 
(事務局  萩原)
 
 

「益子の原土を継ぐ」染織家 中村 曙生さん

益子で採れる原土を用いて陶芸家・染織家・日本画家・左官、24名の作家たちが、
新しい表現に挑戦しています。
益子の原土「北郷谷黄土」「新福寺桜土」「大津沢ボクリ土」の3種類を使用し制作。
作品は、土祭期間中、展示会場のひとつとなる、陶芸メッセ内 旧濱田邸で、展示します。
24名の作家の、作品への想いを紹介します。

染織家 中村 曙生さんの、作品への想いを紹介します。 
益子の原土を継ぐ 中村曙生さん

中村さんの細工場は、道祖土地区にあり、深い森に囲まれた場所にありました。
中村さんは、宇都宮市出身で、学生時代は東京にいたそうです。
初めから染織をしていたわけではなく、東京ではデザインの仕事をしながら、
夜、染織の教室へ行き、学び続けていました。
その後に、住まいを益子町に移し、日下田藍染工房で6年間修行。
中村さんはにこりと微笑んで、今は、益子町が故郷ですよとおっしゃいました。

「陶芸家の若杉集さんと、染織家の宮澤美ち子さんと一緒に、採掘してきた赤い土があります。
3種類の原土と、採掘してきた赤い土を使用します。
乳鉢で擦って、土を顔料にしました。
原土は水簸したのと、水簸をしていないのも作ってみました。
私は、草木染めもするのですが、植物から引き出せる色って、いろいろあるんですよ。
原土を染めてみて、今まで気が付かなかった世界に足を踏み入れた気分で、
とてもステキなことだなと思いました。
ものに対する見方が深くなったようにも思います。
土の中にも、植物の中にも色があるのですね。気が付かなかっただけで。
自然の中の色を導き出してみて、また、違った色がみえてきました。」

原土について伺いました。
「自然の色が、どのように表現できるのか。世界の景色を土で出したいと思っています。
陶芸家さんのように、原土を粘土にする必要がないのですが、水簸して粘土にもしてみました。
紙にテストをしてみると、粘土はあまり色が乗らなくて、
水簸して底にたまった砂などに、色が出ることがわかりました。
染めるということだと、粘土にすることにこだわらなくてもいいのだなと知りました。
でも、水簸することによって、わかったこともあり、手間がかかりましたが面白かったです。
こういう仕事をしてみて、いろんなものを、染められる可能性があるのだと思いました。」

小さな小道の右側が細工場、左側には、布を乾かす為に、ビニールハウスが建てられてあります。
ビニールハウスはとても広く、ここで、紙にテストしたのを1枚1枚広げてくださいました。

益子の原土を継ぐ 中村曙生さん

藍が入っている壷を、中村さんはゆっくりとかき混ぜました。
近くには、布を洗う深く幅がある洗面台、大きな釜もありました。
藍の独特の香りつ包まれながら、中村さんがご自分で作った
型紙や道具などを見せていただきました。

「私は、型染め、藍染めを中心に作品を作っています。
土祭の作品には、型染めの技法を取り入れ、原土で染めますが、藍染めも一部入れて、
土と藍をコラボさせようと思っています。
飾り布を3枚出す予定でいて、中央に幅が広い布と、左右には細い布。
幅が広い布には、自然を表したかったので、樹木をデザインしてみました。
型で染めるというのは、紅型と同じですよ。
糊が置かれたところところが、染まらないようになりますね。
型紙は、自分でデザインをおこして、自分で彫ります。」

細工場では、これから原土と藍で染められる布が、そこにありました。
細かい模様が浮かび上がっています。

益子の原土を継ぐ 中村曙生さん

「自然豊かなこの場所に、つい引きこもって作品作りをしてしまうのですが、
益子の祭りの祇園祭では、城内という地区のお囃子を
ずっとやっていて、外に出るきっかけになりました。
そこで知り合った方達とのつながりが、地域の人達とのかかわりを持たせてもらったのです。
お祭りの皆さんと知り合えて、よかったです。
また、風土を読み解くという、地域の人達が集まって話をする会にも参加しました。
新しい世界が開けた感じがしました。
益子の良さを再認識し、人と話す、つき合うって、大切だと思いました。」

中村さんは、草木染めも大事な仕事ですよと、ショールを肩に乗せました。
絹なので、光沢があります。
草木の息吹、秘めている色、その色を引き出す草木染めという技法。
草木染めの作品は、渋く淡い色合いだと思っていたので、
こんなに鮮やかだとは、思いもしませんでした。

「土祭を通して、益子の見方が変わりました。
いろんな人が来てくださるといいなと思います。
第1回目の土祭では、日下田藍染工房の入り口で、
スタンプラリーのハンコ押しのボランティアをしていたんですよ。
今回の土祭、広がっていくといいですね。
私は、今回、ワークショップをやろうと思っています。
自分の手で触る、自分で色を付けてみないと、興味の度合いが変わりますよね。
1つのことを共有することで、開けるものがあると思っています。」

益子の原土を継ぐ 中村曙生さん

「ここは、イノシシが出てきたりもしますが、自然がとても豊かで、
月や星もキレイで、暮らしていると、私も自然の一員なんだと感じます。
好きなことをして暮らしているだけなのですが、
でも、納得いく作品を作りたいという気持ちが強いです。
それも自然体に。いつか、納得がいく作品ができたらいいなと思っています。」

原土と藍がコラボされた中村さんの作品。
思いもしない色合いに、出会えるかもしれません。

(土祭広報チーム  仲野 沙登美)

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